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ドイツにおけるNIS2指令の施行について
欧州連合官報での公布により、EUのNIS-2指令をドイツ法に移す「NIS-2-Umsetzungsgesetz(NIS-2実施法)」が、2025年12月6日に施行されました。
これにより、ドイツのサイバーセキュリティ法制が包括的に見直され、行政機関に加え、多くの民間企業に対しても、これまでより厳格なITセキュリティ要件が課されます。
今回の施行では、移行期間が設けられていないため、対象となる企業はすでに法的義務の下にある状況です。自社がNIS2の対象に該当するか、また「主要」または「重要」な事業体に分類されるかを早急に確認する必要があります。
該当する場合、特に以下の対応が求められます。
- 関連事業体としての登録(施行後3か月以内)
- 重大なセキュリティインシデントの報告
- リスクマネジメントならびに、情報セキュリティに関する技術的・組織的対策の整備・運用
当社は、NIS2対応に関する技術的な支援を提供しています。ドイツおよびEU域内事業への影響評価や具体的な対策検討について、ご相談を希望される企業様はお気軽にお問い合わせください。
なお、詳細は今後、当社ウェブサイトにて順次ご案内いたします。